2018年12月13日
プログラミング
管理画面用 gem yukiusagi の作り方
はじめに
新しい技術にチャレンジし続けるeishisのアドベントカレンダーDay13です!
昨日はNetlifyとは? 〜概要から導入まで〜についての記事でした。
今日は開発中の管理画面用のCSSを適用する gem yukiusagi
の作り方をお伝えします!
「gemの作り方」の項目は管理画面用gemに限らず、gemを作る時の共通の流れになります。
今回使用する環境
- Bundler: 1.17.1
gemの作り方
gem をコマンドで生成!
それでは gem を作っていきましょう。
gemの雛形はコマンドで作成することができます
$ bundle gem { gemの名前 }
オプションの -t
をつけるとrspecによるテストも作成されます。
gemspecの編集
コマンドで生成された雛形ですが、そのままではrails アプリにインストールしようとしてもエラーになってしまいます;
{ gemの名前 }.gemspec
というファイルがリポジトリ直下にあります。
最低限以下の部分を編集します。
spec.authors = ["yuh harata"]
spec.email = ["foo@bar.com"]
spec.summary = %q{Write a short summary, because RubyGems requires one.}
spec.description = %q{TODO: Write a longer description or delete this line.}
spec.homepage = "TODO: Put your gem's website or public repo URL here."
authors
gemの作者名
作者のメールアドレス
summary
gemの説明を簡単に書く
description
summary より詳しい gem の説明。なければこの行を削除してもOK
homepage
gem のホームページ もしくは githubのURL
これで最低限の編集は終わりです。
その他必要に応じて add_dependency(依存するgem)
などを追加してください。
開発中のgemをrailsアプリにインストール
ここまでくるとrailsアプリにインストールすることができるようになります。
以下のようにパスを指定するとローカルのgemをインストールすることができます。
gemfile
gem 'yukiusagi', :path => '/Users/name/projects/yukiusagi'
ジェネレーターを作成する
テンプレートファイル index.html.erb
を指定されたディレクトリにコピーするジェネレーターを作成してみます。
テンプレートファイルを準備
index.html.erb
を用意。
今回は app/views/yukiusagi ディレクトリに置きました。
ジェネレーターを作成
POINT!!
– source_root はテンプレートファイルの相対パス
– argument を指定すると引数を受け取ることができるようになり、directory が値を返すメソッドになる
– ファイル内のメソッドが上から順に実行される
– ジェネレーターのファイル名は必ず xxx_generator.rb にする
app/lib/generators/yukiusagi/index_generator.rb
module Yukiusagi
module Generators
class IndexGenerator < Rails::Generators::Base
source_root File.expand_path('../../../app/views/yukiusagi/', __dir__)
argument :directory, type: :string
def copy_views
copy_file "index.html.erb", "app/views/#{dir_name}/index.html.erb"
end
private
def dir_name
directory.downcase
end
end
end
end
ジェネレーターをテスト
以下のコマンドでジェネレーターの一覧が表示されます
$ rails g -h
結果
...
TestUnit:
test_unit:generator
test_unit:plugin
Uploader:
uploader
Yukiusagi:
yukiusagi:index
ジェネレーターを実行してみます。
$ rails g yukiusagi:index admin/users
これで views/admin/users にテンプレートファイルがコピーされます!
CSSをrailsアプリケーションに適用する
CSSを用意
app/assets/stylesheets
にCSSファイルを置く。(.scssでもOK)
今回は yukiusagi.scss
Sassのload_pathを追加する
app/lib/yukiusagi.rb
に以下を追加
module Yukiusagi
Sass.load_paths << File.expand_path("../app/assets/stylesheets", __FILE__)
end
RailsアプリでgemのCSSを読み込む
application.scss
@import 'yukiusagi';
これでyukiusagiのCSSが適用されます!
まとめ
以上が管理画面用 gem yukiusagi の作り方です。
gemに共通する部分もあるので、参考にしてみてください!
yukiusagiについて
yukiusagi は 国産の おせっかいじゃない 管理画面用gem
を目指し実際に開発中のgemです。
今後ジェネレーターの機能の充実や javascript追加を予定しています!
弊社デザイナーが作成したとてもかわいい管理画面なので、ぜひお試しください!
yukiusagi のGithubリポジトリ
管理画面イメージ 注)開発中のため実際とは異なる場合があります。ご了承ください
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