2021年12月12日
Figmaのライブラリの使い方


はじめに
この記事は 新しい技術にチャレンジし続けるpalanのアドベントカレンダー 12日目の記事です。 昨日は「Railsでツリー構造アプリを作ってみた」という記事でした。Railsでツリー構造アプリを作ってみた今回はFigmaのライブラリ機能ついて、基本的な使い方や特別なケースでの対応方法を紹介します。
Figmaのライブラリ機能について
Figmaのライブラリ機能は、スタイルやコンポーネントを他のファイルでも利用できるように公開する機能です。公開されたライブラリは、自分のアカウント以外に、同じチームのメンバーや特定のメンバーが利用できます。 ライブラリの公開は、スタイルの公開であれば全プランで利用できます。コンポーネントの公開はProfessional、Organizationプランで利用できます。 特にチームでデザイン作業をする場合は利用すると便利な機能なので、今回は基本的な使い方と特別なケースの使い方を案内します。
基本的な使い方
Figmaのライブラリを使う基本的な流れは下記のようになります。ライブラリを使う基本的な流れ
- 公開元のファイルでスタイルやコンポーネントを作成する
- 公開元のファイルでライブラリを公開する
- ライブラリを使用したいファイルで公開されたライブラリを読み込む
- 公開されたスタイルやコンポーネントを更新した場合は、ライブラリを更新し使用しているファイルで更新を受け取る
1. スタルやコンポーネントの作成
ライブラリを公開したファイルで、スタイルやコンポーネントを作成します。特別な手順などは無いので、通常通りスタイルやコンポーネントを作成して構いません。POINT!!
スタイルやコンポーネント名の頭に.
または_
を入れるとその要素はライブラリを公開しても共有されません。またはアセットパネルのコンポーネントを右クリックで「Hide When Publishing」を選択しても同様の機能となります。(スタイルやコンポーネントごとに公開するかしないかの設定は、ライブラリ公開時にも選択できます)
2. ライブラリを公開する
スタイルやコンポーネントを作成したファイルで、左サイドバーにAssetsを表示します。右上にライブラリアイコンが表示されているのでクリックします。



Publishボタンをクリックすると、ライブラリが公開されます。
3. 公開ライブラリを使用する
同じチームのユーザー、または公開元ファイルにcan edit権限のあるユーザーは公開されたライブラリを他のファイルで使用できます。 ライブラリを使用したいファイルで、アセット、またはスタイルのライブラリアイコンからライブラリモーダルを開きます。


4.公開したライブラリの更新
ライブラリを公開したあとに、スタイルやコンポーネントを更新するケースはよくあると思います。その手順を案内します。公開元のファイル
編集は通常通り行います。この時点では変更された内容はそのファイル内のインスタンスにしか適用されません。変更したスタイルやコンポーネントがライブラリで公開されている場合、ライブラリアイコンに青丸が表示されます。



ライブラリを使用しているファイル
公開元で更新の公開まで完了すると、右下に更新されたことを案内するメッセージが表示されます。

POINT!!
Reviewを押さずにDismissにした場合、ライブラリに更新がある場合はライブラリアイコンに青色マークが出続けるので、更新を見落とす心配はありません。ライブラリアイコンからライブラリモーダルを開いて、updateタブを選択すると更新作業に進めます。
特別なケース
基本的な使い方はここまで説明した方法で大体カバーできると思います。2点ほど、特殊なケースの手順を案内します。公開されたコンポーネントの移動
ライブラリの公開元ファイルがあまりにも膨大になり、1ファイルでは管理しづらくなったとき、コンポーネントを複数のファイルに分割して管理したい場合があります。このような時は、以下の手順でインスタンスのリンクを壊すことなく、公開されたコンポーネントを別ファイルに移動することができます。手順
元ファイルで、別ファイルに移動したいコンポーネントをカットします。移動したいファイルを開いてペーストします。この時、右下にライブラリを公開するようにポップアップが表示されます。




この一連の作業で、インスタンスのリンクを保持したまま、コンポーネントの移動が完了します。
スワップ
例えば、- 別のバージョンまたは新しいバージョンのライブラリを作成する
- ライトモードとダークモードのように、テーマのあるライブラリを切り替えたい
手順
まず、ライブラリを使用しているファイルでライブラリモーダルを開きます。スワップしたい(別のライブラリに置き換えたい)ライブラリを選択します。


右側で入れ替えたいライブラリを選択します。入れ替えたくないコンポーネントはチェックを外しておきます。

POINT!!
Figmaはスタイルやコンポーネントの名前が同じものを置き換える対象として判定しているので、両方のライブラリでスタイルやコンポーネント名を同じにしておく必要があります。
まとめ
今回は Figmaのライブラリ機能について書きました。プロダクトの規模が大きくなったり、関わるメンバーが増えてきたときに、スタイルやコンポーネントをいかに使いやすく、管理しやすくするかは重要なポイントだと思います。 Figmaのライブラリはその課題を解決する機能なので是非活用してみてください。
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