2018年7月23日
デザイン
Variable Fontを試して使おう!Font Playground
はじめに
今日ご紹介するのは、Variable Fontというものが試して使えるWebツール、Font Playgroundです。
Variable Font とは簡単にいうと、1つのフォントファイルからいくつもの太さや幅、高さ角の丸さなどを変更できるものです。
今回ご紹介するFont PlaygroundはいくつものVariable Fontをどのように変更できるのか試してみたり、好きな形になったらそのコード (CSS) を生成してくれるものです。
Variable Font とは
概要
Variable Font とは数学者がフォントのそれぞれの属性(太さ、幅、高さ、コントラスト、角丸など)にアルゴリズムを定義し、作成したフォントのことを言います。
通常であれば、フォントを”bold”にしたいのであれば、もう1つフォントファイルを読み込む必要があり、その分サイトが重くなってしまいます。
しかし、Variable Font を使えば、アリゴリズムを使い、太さや幅、高さなどが変えられるので、1つのフォントファイルから、”normal”と”bold”の両方の太さを出すことができます。
それだけでなく、幅を広くとったバージョン、ブラケティングを強くしたバージョンなど様々なフォントを作ることができます。
パラメトリックフォントはVariable Fontと同じもの!
以前、Googleが発表した、世界初のパラメトリックGoogleフォント Spectralも概念としてはとても近いです。
そちらに関しては、別の記事でご紹介しています。
【フォント】世界初のパラメトリックGoogleフォントとは?
使い方とブラウザ対応状況
どんな時にVariable Fontが使えるの?と思っている方もいらっしゃるかと思いますが、たとえばPCの時は太さを抑え、SPの時には太さを出して読みやすくする、などデザインの幅は非常に広がります。
また、自分が使いたい太さは”bold”でもないけど”normal”でもない、ちょうどその中間くらいの太さが欲しい!と思うこともある方お思いますが、Variable Fontの場合は細かう数字でウェイト(太さ)が設定できるので、そういったシチュエーションにも役に立ちます。
ブラウザ対応状況は現在、以下のような状態です。
Variable Fontsを使うためのCSSプロパティは font-variation-settings
プロパティです。
まだVariable Fontsは段階としては草案(Working Draft)段階なので、モダンブラウザでも対応されてないのもあります。
しかし、以前と比べればFirefox, Edge, Safari, Chromeなど主要なモダンブラウザではサポートされていますね。
Font Playgroundの使い方
では、実際にVariable Fontが試せるFont Playgroundを使ってみます。
Font Playgroundのサイトを開くとこのようなインターフェースになっています。
左のサイドバーから気になるフォントを選びます。
右のサイドバーにWeightやContrastなどそのフォントで変更できる属性が出てきます。
つまみを左右に動かすことでその属性を属性を変えることが出来ます。
自分が好きな形にまでフォントが調整できたら画面上部、「Design」タブから「Code」タブに移動します。
右側のCSS部分から、コードをコピーして使うことが出来ます。
コードをしっかり見てみると、「@font-face」でフォントを読み込んでいます。
また、フォントを使用する際に、通常のフォントを指定する、font-family
, font-size
に加え、 font-variation-settings
でVariable Fontで変えられる属性を変更していることがわかります。
まとめ
以上、Variable Fontというものが試して使えるWebツール、Font Playgroundをご紹介しました!
Variable Fontを使えば、同じフォントでも幅が狭い、シュッとしたイメージと通常の少し丸みを帯びたフォントを同じフォントで実現することが出来るので、本当に楽しみです!
上記が同じフォントで実現可能!
ぜひ、使って見てください。
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