2018年12月2日
マーケティング
Google Data Portalでデータを可視化する
はじめに
新しい技術にチャレンジし続けるeishisのアドベントカレンダーDay2です!
eishisでは主にRubyを用いたWebシステムの開発、React Nativeによるシステム開発、JavaScriptによるWebVR/WebARの開発を行っています。
昨日はCSSの今とこれからについての記事でした。
今回はGoogle Data Portal(旧Google Data Studio)を使用し、無料で様々なデータを可視化する方法をご紹介していきます。
Google Data Portalとは
Webサイトやサービスを運営していると、Google AnalyticsやGoogle Search Console、またサービス運営者はサービス側の管理画面と、「いくつものデータを見なければいけない」状況になることは多いのではないでしょうか。
どうしても異なるGoogle Analyticsなど、異なるサービス間のいくつも指標を見ていくのは大変です。
そこで、今回ご紹介するGoogle Data Portalをはじめダッシュボード系サービスが使われることが多くあります。
Google Data Portal以外だとRe:dashやMetabase、また高度な分析機能を持つTableauやDOMOを使われているところも多いと思います。
Re:dashのイメージ
Google Data PortalはGoogle社が提供している、名前の通りポータルサービスです。
例えば分析レポートを複数人で共有できたり、PDFなどで出力することができます。
また、Google AnalyticsやGoogle Search Console、BigQueryともスムーズに連携できることも大きな魅力の1つです。
また、レイアウトも自由に組むことができ、それ故に慣れるまでの難しさがありますが、自分好みにカスタマイズすることもできます。
POINT!!
私は今までRe:dashを使うことが多かったのですが、Google Data Studioを使って驚いたのはその「自由さ」です。またテンプレートも豊富で、かっこよいデザインにすることが可能です。
また、Google製なので当然Googleサービスとの連携がしやすいメリットもあります。
Re:dashの場合は最近Google Analytics対応しましたが、他のSearch Console等と連携するのに外部APIなどを使用する必要がありましたが、Data Portalはそこも容易です。
また、テンプレートは公式のものだけでなく、投稿されているものも多く大変豊富です。
データソースを登録してみる
Google Data Portalでは、作成するダッシュボードをレポート、そのデータ元をデータソースと呼びます。
データソースは先述のGoogle AnalyticsやGoogle Search Console、BigQueryをはじめとしてGoogle広告やYoutube アナリティクスやSpread SheetなどGoogle公式のものを選択することができます。
また、パートナーコネクタと呼ばれるサードパーティの開発者が開発したデータソースも使用することができます。
ユニークなものだとStar Wars APIという、映画STAR WARSの登場人物などのデータソースにアクセスできるものなどもあります。
では早速データソースを連携してみましょう。今回はBigQueryを選択してみます。
といっても、BigQueryを選択するとGoogleアカウントで紐付いているプロジェクトが出てくるだけなので、プロジェクトを選択するだけです!
Googleのサービスならではの便利さですね!
レポートで可視化してみる
では、次にレポートを作成していきます。
わかりやすいものにしたいので、Search Console Reportを選択していきます。
選択するとどのデータソースを使用するか、確認画面が出てきます。
通常は事前にデータソースを登録しておき選択しますが、今回はサンプルデータをそのまま使用します。
するとレポートの編集画面が現れます。
ここから、テンプレートのレイアウトをいじったり、新たなパーツを追加することができます。
メニューがとにかく豊富なので、最初は戸惑われると思います!
1つずつ解説していくのは大変なので、いくつかポイントだけご紹介します。
上の画像のように、グラフを選択すると右サイドメニューに、データソースやその中でどんな指標や時間とするかなど、詳細を選択することができます。
また、グラフの種類も変更することも可能です。
例えば今はインプレッション数のデータを折れ線グラフで見せていますが、このように棒グラフにしたりすることができます。
最後に大事な、リソースの追加もご紹介します。
まずリソースメニューから「追加済みのデータリソースの管理」を選択します。
ここから、データソースを追加することで新たにデータソースを追加することができます。
これで、例えばGoogle Search Consoleの検索キーワードを左において、右にGoogle Analyticsのページ毎のPVを置いたり、BigQueryのイベントを混ぜたりと、様々なリソースを集約させることができます。
まとめ
Google Data Portalはとにかくカスタマイズ要素がとても多いので、自由なレイアウトを組んだりデータをミックスして分析できたり、奥が深いポータルサービスです。
ですが、Google製のサービスと連携を簡単にできたり、レイアウトを自由に作ることができるなど、慣れてきたら手放せないサービスです。
他にも今回紹介しきれなかった機能などもあるので、また次回以降の記事でご紹介していきます!
Google Data Portalのお仕事に関するご相談
Bageleeの運営会社、palanではGoogle Data Portalに関するお仕事のご相談を無料で承っております。
zoomなどのオンラインミーティング、お電話、貴社への訪問、いずれも可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
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