2018年3月7日
プログラミング
buttonとイベント【これからはじめるReact Native】
目次
はじめに
前回はTextInput
コンポーネントと、入力されてからのイベントについてご紹介しました。
今回は、よくある特定のボタンを押した時の動作について解説していきます。
またstate
についても前回解説しましたが、今回はprops
の使い方についても解説していきます。
buttonとイベント
では、お馴染みのExpoからOpen Snackでコードを書いていきます。
App.js
を開き、View
の中身を消してみましょう。
export default class App extends Component {
render() {
return (
<View style={styles.container}>
</View>
);
}
}
次にButton
コンポーネントをドラッグ&ドロップでView
の間に追加します。
import React, { Component } from 'react';
import { Text, View, StyleSheet, Button, Alert } from 'react-native';
import { Constants } from 'expo';
// You can import from local files
import AssetExample from './components/AssetExample';
// or any pure javascript modules available in npm
import { Card } from 'react-native-elements'; // 0.18.5
export default class App extends Component {
_handleButtonPress = () => {
Alert.alert(
'Button pressed!',
'You did it!',
);
};
render() {
return (
<View style={styles.container}>
<Button
title="Press me"
style={styles.button}
onPress={this._handleButtonPress}
/>
</View>
);
}
}
const styles = StyleSheet.create({
container: {
flex: 1,
alignItems: 'center',
justifyContent: 'center',
paddingTop: Constants.statusBarHeight,
backgroundColor: '#ecf0f1',
},
paragraph: {
margin: 24,
fontSize: 18,
fontWeight: 'bold',
textAlign: 'center',
color: '#34495e',
},
});
このようなボタンが表示されるはずです。
そしてボタンを押してみましょう。
You did it!
と表示されます。
では、この挙動を実現しているコードを詳しく見ていきましょう。
import { Text, View, StyleSheet, Button, Alert } from 'react-native';
2行目のこちらですが、Button
コンポーネントがimportされています。
次にイベントを見ていきます。
_handleButtonPress = () => {
Alert.alert(
'Button pressed!',
'You did it!',
);
};
Alert
は名前の通りアラートを出してくれます。
例えばこのように配列形式で値を渡すと、複数項目がアラートのボックスに表示され、またそれぞれのクリックイベント(onPress
イベント)にイベントを仕込むことができます。
Alert.alert(
'Button pressed!',
'You did it!',
[
{text: 'Ask me later', onPress: () => console.log('Ask me later pressed')},
{text: 'Cancel', onPress: () => console.log('Cancel Pressed'), style: 'cancel'},
{text: 'OK', onPress: () => console.log('OK Pressed')},
],
);
次にButton部分を見てみましょう。
<Button
title="Press me"
style={styles.button}
onPress={this._handleButtonPress}
/>
Button
コンポーネントを使用し、title
や style
を指定し、最後にonPress
でイベントを指定しています。
onPress
には先程見た _handleButtonPress
イベントを仕込んでいます。
Buttonのリファレンスを見てみましょう。
Button コンポーネント 公式リファレンス
様々なprops
が存在しています。
例えばdisabled
を指定してみましょう。
<Button
title="Press me"
style={styles.button}
disabled
onPress={this._handleButtonPress}
/>
props
では、リファレンスに書いてあったprops
とは何のことでしょうか。
props
はそのコンポーネントの属性のようなものです。
コンポーネントの属性として値を設定することができます。
ですが、前回の記事でstate
というものをご紹介しました。
state
にも値を設定することができましたね。
この違いはどこにあるのでしょうか。
props
の特徴は何といっても不変(immutable
)であり、親コンポーネントから子コンポーネントに渡されるものであるということです。
それに対してstate
はあくまでも状態を表したもので、可変(mutable
)なものです。
ちょっと一言
前回、this.state の値はimmutableにすべきと解説しました。紛らわしいところですが、state自体はmutableですが、this.stateから直接更新するのではなく、setStateから更新すべきimmutableな存在なのです。
つまり、Button
コンポーネントのprops
にはdisable
があり、そちらに値を設定が可能であるということです。
但し、disable
はboolean
(真偽値)であり、値を省略してもtrueとなります。
trueとなった場合に、Button
コンポーネント内でボタンを押せなくする処理が行われています。
Buttonコンポーネントのソースコード
まとめ
今回はButtonコンポーネント及びそのイベント、またリファレンスの見方やprops
についてご紹介しました。
React Nativeのリファレンスはとても見やすく、またGitHubのソースコードへのアクセスも容易です。
まだ新しい技術ということもあり、リファレンスはもちろん、躓いたときにはソースコードも見る癖をつけると良いでしょう。
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