2018年6月26日
デザイン
Bootstrap 4による管理画面 Material Dashboard 【今日のGitHubトレンド】
はじめに
GitHubのトレンドリポジトリをご紹介していくこのシリーズ。
今回はマテリアルデザインによる管理画面をBootstrap 4ベースで作ることができる、Material Dashboard
をご紹介します。
公式リポジトリより
多くのWebサービス開発において、管理者用にデータの確認をしたり、編集をしたりする管理画面が必要となります。
どうしても管理画面のデザインはサービスのデザインに比べて手を抜いてしまうことが多く、またUIも使いづらくなりがちです。
以前の記事でtablerという管理画面をご紹介しましたが、今回ご紹介するMaterial Dashboardは、簡単にカスタマイズもしやすいマテリアルデザインの管理画面を作ることができるライブラリです。
Material Dashboardとは
Material Dashboardは先述の通り、Bootstrap 4製のマテリアルデザインによる管理画面ライブラリです。
Bootstrapとは
Bootstrapはモバイルファーストのフロントエンドフレームワークです。
最新のバージョンは4.1となっています。
レスポンシブデザインを手軽に実装できることから、デザイナーはもちろんエンジニアにも人気のフレームワークです。
マテリアルデザインとは
マテリアルデザインとは、Googleが提唱したデザインの概念です。
直訳すると「物質的なデザイン」となり、簡単に言ってしまうと、現実世界のものに触れたり操作しているようなUIにすることで、日常的に使われるインタフェースとなる、という考え方です。
別の記事で今後解説しますが、詳しくはこちらの公式ガイドラインを参考にしてみてください。
Material DashboardはこうしたBootstrapの実装しやすさ、マテリアルデザインのインタフェースとしての使いやすさを兼ね備えた管理画面を作ることができます。
こちらにデモがありますので、ぜひ触ってみてください。
使い方
では実際にMaterial Dashboardを使っていきます。
リポジトリをクローンする
こちらのコマンドでリポジトリをローカルにクローンします。
git clone git@github.com:creativetimofficial/material-dashboard.git
少しファイル数が多いですが、このようになります。
material-dashboard/
├── assets/
| ├── css/
| | ├── bootstrap.min.css
| | ├── material-dashboard.css
| | └── demo.css
| ├── js/
| | ├── bootstrap-notify.js
| | ├── bootstrap.min.js
| | ├── chartist.min.js
| | ├── demo.js
| | ├── jquery-3.1.0.min.js
| | ├── material-dashboard.js
| | └── material.min.js
| ├── sass/
| | ├── md
| | └── material-dashboard.scss
| └── img/
|
├── documentation/
├── examples/
実際にプロジェクトに使ってみる
では実際にMaterial Dashboardを使用してみましょう。
まずassets/css
と assets/js
ディレクトリを実際に使うCSSやJavaScriptのディレクトリにコピーします。
そしてファイルで必要なファイルを読み込んでいきます。
CSSのインポートはこちらです。
<link href="assets/css/material-dashboard.css?v=2.1.0" rel="stylesheet" />
またJavaScriptはこちらを読み込みます。
<!-- Core JS Files -->
<script src="assets/js/core/jquery.min.js" type="text/javascript"></script>
<script src="assets/js/core/popper.min.js" type="text/javascript"></script>
<script src="assets/js/core/bootstrap-material-design.min.js" type="text/javascript"></script>
<script src="assets/js/plugins/perfect-scrollbar.jquery.min.js"></script>
<!-- Google Maps Plugin -->
<script src="https://maps.googleapis.com/maps/api/js?key=YOUR_KEY_HERE"></script>
<!-- Chartist JS -->
<script src="assets/js/plugins/chartist.min.js"></script>
<!-- Notifications Plugin -->
<script src="assets/js/plugins/bootstrap-notify.js"></script>
<!-- Control Center for Material Dashboard: parallax effects, scripts for the example pages etc -->
<script src="assets/js/material-dashboard.min.js?v=2.1.0" type="text/javascript"></script>
プラグインなどは必要に応じて外してください。
jQueryやpopper.js、bootstrap-material-designは依存している為、読み込むようにしてください。
フォントはGoogle FontsやFont Awesomeを使用します。
<!-- Fonts and icons -->
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="https://fonts.googleapis.com/css?family=Roboto:300,400,500,700|Roboto+Slab:400,700|Material+Icons" />
<link rel="stylesheet" href="https://maxcdn.bootstrapcdn.com/font-awesome/latest/css/font-awesome.min.css">
あとは公式リファレンスの通り作っていくだけですが、テンプレートとして用意されているtemplate.html、もしくはexamplesの中のhtmlファイルを雛形としていくのが良いでしょう。
template.htmlをブラウザで見るとこのようになっています。
見覚えのあるマテリアルデザインで管理画面が実装できそうですね!
template.htmlはこちらで確認できます。
まとめ
管理画面はデザイナーが入らず、エンジニア側だけで実装することも多いのではないでしょうか。
そんなときにこのMaterial Dashboardを使うと、見やすくデザイン性も高いものになりそうです。
bootstrapのお仕事に関するご相談
Bageleeの運営会社、palanではbootstrapに関するお仕事のご相談を無料で承っております。
zoomなどのオンラインミーティング、お電話、貴社への訪問、いずれも可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。
この記事は
参考になりましたか?
2
0
関連記事
簡単に自分で作れるWebAR
「palanAR」はオンラインで簡単に作れるWebAR作成ツールです。WebARとはアプリを使用せずに、Webサイト上でARを体験できる新しい技術です。
palanARへpalanでは一緒に働く仲間を募集しています
正社員や業務委託、アルバイトやインターンなど雇用形態にこだわらず、
ベテランの方から業界未経験の方まで様々なかたのお力をお借りしたいと考えております。
運営メンバー
Eishi Saito 総務
SIerやスタートアップ、フリーランスを経て2016年11月にpalan(旧eishis)を設立。 マーケター・ディレクター・エンジニアなど何でも屋。 COBOLからReactまで色んなことやります。
sasakki デザイナー
アメリカの大学を卒業後、日本、シンガポールでデザイナーとして活動。
やまかわたかし デザイナー
フロントエンドデザイナー。デザインからHTML / CSS、JSの実装を担当しています。最近はReactやReact Nativeをよく触っています。
Sayaka Osanai デザイナー
Sketchだいすきプロダクトデザイナー。シンプルだけどちょっとかわいいデザインが得意。 好きな食べものは生ハムとお寿司とカレーです。
はらた エンジニア
サーバーサイドエンジニア Ruby on Railsを使った開発を行なっています
こぼり ともろう エンジニア
サーバーサイドエンジニア。SIerを経て2019年7月に入社。日々学習しながらRuby on Railsを使った開発を行っています。
ささい エンジニア
フロントエンドエンジニア WebGLとReactが強みと言えるように頑張ってます。
Damien
WebAR/VRの企画・開発をやっています。森に住んでいます。
ゲスト bagelee
かっきー
まりな
suzuki
miyagi
ogawa
雑食デザイナー。UI/UXデザインやコーディング、時々フロントエンドやってます。最近はARも。
いわもと
デザイナーをしています。 好きな食べ物はラーメンです。
taishi kobari
フロントエンドの開発を主に担当してます。Blitz.js好きです。
kubota shogo
サーバーサイドエンジニア。Ruby on Railsを使った開発を行いつつ月500kmほど走っています!
nishi tomoya
aihara
グラフィックデザイナーから、フロントエンドエンジニアになりました。最近はWebAR/VRの開発や、Blender、Unityを触っています。モノづくりとワンコが好きです。
nagao
SIerを経てアプリのエンジニアに。xR業界に興味があり、unityを使って開発をしたりしています。
Kainuma
サーバーサイドエンジニア Ruby on Railsを使った開発を行なっています
sugimoto
asama
ando
iwasawa ayane
yoko oshimo
異業界からやってきたデザイナー。palanARのUIをメインに担当してます。これからたくさん吸収していきます!