2020年12月13日

デザイン

デザインの方向性を決めるムードボードの作り方とコツ

目次

  1. はじめに
  2. ムードボードとは
  3. ムードボードの作り方
  4. ムードボードのコツ
  5. まとめ

はじめに

この記事は新しい技術にチャレンジし続けるpalanのアドベントカレンダーDay13といつもお世話になっているデザイン女子部さんデザイン女子部Advent Calendar 2020の13日目の記事です!

昨日は「Blitz.jsとTailwind CSSでメモ帳アプリの作成【第2弾】」についての記事でした。

Blitz.jsとTailwind CSSでメモ帳アプリの作成【第2弾】

本記事ではふわっとしたデザインのキーワードからもう少し具体的なデザインの方向性を決めるためにムードボードを使ったやり方をご紹介します。

gp.png (338.0 kB)

今回はツール等は限定せずにムードボードの中に入れるべき要素やムードボードを作る際のコツを中心にご紹介していきます。

ムードボードとは

様々な使われ方をするムードボードですが、 bageleeの運営会社、 palanでは主にチーム内そしてクライアントとのデザインの方向性を固めるために使用することが多いです。

例えば「親しみのある」や「かっこいい」などのキーワードをデザインの方向性として使うこともできますが、プロジェクトに関わるメンバーの中で「親しみのある」や「かっこいい」などのイメージには相違がある場合が多々あります。

例えばパステルカラーなどの優しい色味で親しみのあるイメージを伝えるのか、丸みのあるパターンや形を使うことによって親しみのあるイメージを伝えるのかなど、キーワード1つをとってもその表現の幅が広いため実際のデザインを作る前にもう少しデザインの方向性を絞りたいと言う場合が多々あります。

ムードボードを作ることで、クライアントはもちろん、デザイナーさんが複数関わるプロジェクトであればチーム内での認識合わせにも使えるというメリットがあります。

ムードボードには様々な手法ややり方があるので1つの参考として、私の作り方やコツをご紹介します。

ムードボードの作り方

今回のムードボードの例では「高級感」をテーマにしてムードボードを作っていきましょう。

STEP1. キーワードに近いイメージの画像をとにかく集める

まずは「高級感」というキーワードに近いイメージの画像をたくさん集めていきます。

今回私はpinterestという画像共有サービスを使用しましたが、画像集めの際は dribbbleなどお好きなサービスを使用してください。

1.png (1.0 MB)

pinterestを使う場合はトピックごとにボードを作成すると良いです!

複数のデザイナーが携わっている場合はそのボードを共有してみんなで参考を集めることもできます。

ポイント

  • このステップのコツとしては、あまり1つのデザインの方向性に引っ張られすぎず様々な方向性を探っていくことです。

    最初のステップからデザインの方向性を絞りすぎてしまうと、後々ムードボードを複数パターン作るときにアイディアが広がりにくくなってしまうので最初のステップでは自分のイメージにとらわれすぎずなるべく複数のデザインスタイル、デバイス、媒体、色味、質感などを幅広く見て集めていくと良いと思います。

「Pinterest保存ボタン」というChromeの拡張機能を使うと、Pinterest以外の別のサイトの画像をPinterestのボードに保存することができるので非常に便利です。

STEP2. 集めたものをグルーピングして、分類していく

ある程度キーワードに沿って、参考になる画像を集めることができたら、次はデザインの色味や形、トンマなが近い画像を集めてグルーピングして分類していきます。

2.gif (9.7 MB)

Pinterest内で画像を整理する機能があるのでそちらを使用しても良いと思います。

私はここから自分が慣れているFigmaに画像を持ってきて、整理することが多いですが、AdobeXDなどお好きなデザインツールで整理するのがやりやすいと思います。

STEP 3. 分類ごとに特徴を表す名前をつける

画像の分類ができたら、その中から2つから3つほどグループを選びそれらの画像をもとにムードボードを作っていきます。

それぞれのムードボードを他の人に見せたときにわかりやすくするため、グループごとに名前をつけて行きます。

今回の場合、私は「Chic Black (シックブラック)」、「Royal Grace (ロイヤルグレイス)」、「Modern & Elegant (モダン & エレガント)」という3つの分類をつくりました。

「Chic Black (シックブラック)」は全体的に黒を基調としアクセントとしてゴールドをモチーフにしたムードボードです。シンプルでミニマムな装飾ですが、モダンでラグジュアリーな雰囲気を持ったトンマナです。

3.png (460.2 kB)

STEP 3. 分類ごとに特徴を表す名前をつける

「Royal Grace (ロイヤルグレイス)」は紋章や装飾を使い、権威を表したデザインで伝統的な貴族のような高級感があるデザインです。

4.png (809.9 kB)

「Modern & Elegant (モダン & エレガント)」はネイビーをベースにゴールドや白を交えたモダンでエレガントなデザインです。

今回はすべて英語の名前にしていますが、デザイン全体のコンセプトに合わせて、日本語、英語を使い分けるのがオススメです

STEP 4. アイキャッチ、カラー、フォントを作成して完成!

最後にムードボード内で使っている色やフォントを抽出して、ムードボードのアイキャッチをつくります。
先ほどステップ3で決めたムードボードの名前をキャッチフレーズとしてアイキャッチを作っていきます。

この時点でサービスの名前やコンセプトなどが決まっていたら、そちらをアイキャッチに盛り込むとさらにイメージがわきやすくなります

アイキャッチで使用した色味やフォントも定義していきます。

色味は何色でも大丈夫ですが、メインとなるカラー、アクセントカラー、ベースカラー、テキストカラーなど4色くらいを定義しておくとコミュニケーションがしやすいです。

フォントも、今の時点ではそこまで綿密に定義する必要はないので、2−3つくらいとその利用シーンを添えておくとわかりやすいと思います。

アイキャッチ 、フォント、カラーを先ほどの画像に合わせて、完成です!

↓完成例
6.png (229.8 kB)

以上がムードボードの作成の仕方です!

ムードボードのコツ

ここからはムードボードを作る時や他の人と共有する際に役立つ、ちょっとしたポイントをご紹介していきます。

細かいところに工夫をする

ムードボードの名前や補足分、色味の名前やフォントの定義など細かいところにちょっとした工夫を入れましょう。

例えば、色味もブラック、ブルー、ゴールド、ホワイトなどそのままの名前ではなくその色で表現したい心情も盛り込んでいきます。

ブラック → モダンブラック

オレンジ → ぬくもりオレンジ

茶色 → 秋の葉ブラウン

このようにすることで、後々ブランドカラーなどを決めていく際に参考になったり、人と共有する際にデザインのヒントとなるキーワードが出てきやすくなります。

無理に1つのムードボードに絞る必要はない

出来上がったムードボードをチームやクライアントに共有し、フィードバックをもらう際、1つのムードボードに絞らないといけないという意識を持つ必要はそこまでありません。

ムードボードはあくまでデザインの要素やトンマナを絞っていくためのツールなので、1つに絞らず、様々なムードボードの「あれが良い」「これが良い!」「これは違う」「あれは違う」と認識を合わせるためのものとして扱うのが良いのです。

会話の中で矛盾がある意見等が出た場合は、そこを深掘りしていくと今回のデザインで目指したい方向性を言語化することができます。

まとめ

以上、今回の記事ではふわっとしたデザインのキーワードからもう少し具体的なデザインの方向性を決めるためにムードボードを使ったやり方をご紹介します。

ムードボードには様々な活用方法があるのですが、palanでのムードボードの作り方や活用方法が参考になれば幸いです!

UXのお仕事に関するご相談

Bageleeの運営会社、palanではUXに関するお仕事のご相談を無料で承っております。
zoomなどのオンラインミーティング、お電話、貴社への訪問、いずれも可能です。
ぜひお気軽にご相談ください。

無料相談フォームへ

4

0

AUTHOR

sasakki デザイナー

アメリカの大学を卒業後、日本、シンガポールでデザイナーとして活動。

アプリでもっと便利に!気になる記事をチェック!

記事のお気に入り登録やランキングが表示される昨日に対応!毎日の情報収集や調べ物にもっと身近なメディアになりました。

簡単に自分で作れるWebAR

「palanAR」はオンラインで簡単に作れるWebAR作成ツールです。WebARとはアプリを使用せずに、Webサイト上でARを体験できる新しい技術です。

palanARへ
palanar

palanはWebARの開発を
行っています

弊社では企画からサービスの公開終了まで一緒に関わらせていただきます。 企画からシステム開発、3DCG、デザインまで一貫して承ります。

webar_waterpark

palanでは一緒に働く仲間を募集しています

正社員や業務委託、アルバイトやインターンなど雇用形態にこだわらず、
ベテランの方から業界未経験の方まで様々なかたのお力をお借りしたいと考えております。

話を聞いてみたい

運営メンバー

eishis

Eishi Saito 総務

SIerやスタートアップ、フリーランスを経て2016年11月にpalan(旧eishis)を設立。 マーケター・ディレクター・エンジニアなど何でも屋。 COBOLからReactまで色んなことやります。

sasakki デザイナー

アメリカの大学を卒業後、日本、シンガポールでデザイナーとして活動。

しまだ

しまだ デザイナー

WebAR/VRのデザインと3DCG制作がメインです。 肩書きは「アニメ案件に関わりたいデザイナー」。

Miu マーケター

ドイツでWEBマーケティングしています。

しんのき エンジニア

主に React Native を使ったアプリ開発と AWS や Firebase を使ったサーバーレスアーキテクチャを担当しています。元々はインフラとかPHPをやっていました。

yamakawa

やまかわたかし デザイナー

フロントエンドデザイナー。デザインからHTML / CSS、JSの実装を担当しています。最近はReactやReact Nativeをよく触っています。

furuya エンジニア

サーバーサイド、フロントエンド、Unityと色々手を出してる雑食系エンジニア。ReactNativeが最近のマイブーム。

Sayaka Osanai デザイナー

Sketchだいすきプロダクトデザイナー。シンプルだけどちょっとかわいいデザインが得意。 好きな食べものは生ハムとお寿司とカレーです。

はらた

はらた エンジニア

サーバーサイドエンジニア Ruby on Railsを使った開発を行なっています

うえまつゆい エンジニア

サーバーサイドエンジニアからフロントエンドエンジニアになりました。主にReact Nativeでのアプリ開発をしています。

kobori

こぼり ともろう エンジニア

サーバーサイドエンジニア。SIerを経て2019年7月に入社。日々学習しながらRuby on Railsを使った開発を行っています。

sasai

ささい エンジニア

フロントエンドエンジニア WebGLとReactが強みと言えるように頑張ってます。

damien

Damien

WebAR/VRを中心に企画・マークアップ・開発をやっています。森に住んでいます。

デザイナーゲスト

ゲスト デザイナー

かっきー

かっきー

まりな

まりな

suzuki

suzuki

taro

taro

xR界隈のビズをやっています。新しいガジェットとか使うのが好きです。あとお寿司は玉子のお寿司が好きです。

miyagi

ogawa

ogawa

雑食デザイナー。UI/UXデザインやコーディング、時々フロントエンドやってます。最近はARも。

いわもと

いわもと

kobari

taishi kobari

フロントエンドの開発を主に担当してます。Blitz.js好きです。

CONTACT PAGE TOP