2018年3月9日
プログラミング
React Nativeでコードを変更せずにCSSを修正する方法
目次
はじめに
React NativeでCSSを修正する時はソースコードを変更してからシミュレーターをリロードして反映します。
Hot Reloadという機能を使うとリロードせずに変更を反映させることもできるのですが、
Chromeの開発者ツールのようにツール上でCSSを直接編集できた方が便利です。
React Nativeではreact-native-debuggerというツールを使うと同じようなことが可能なので、
その手順を本記事ではご紹介したいと思います。
react-native-debuggerとは
react-native-debuggerとは次の3つのライブラリを統合したReact Nativeのデバッグ用スタンドアロンアプリです。Mac, Windows, Linux版がそれぞれリリースされています。
react-devtools
redux-devtools-extension
- React Native公式のRemote Debugger
今回ご紹介するCSS編集はreact-devtools
の機能の一つです。CSS編集だけでなくprops
やstate
を変更したりすることも出来ます。Remote Debuggerをブラウザではなくアプリで一緒に確認できるので、React Nativeの開発を行う場合はreact-devtools
単体よりも react-native-debugger
を使った方が便利です。
Reduxのデバッグ機能を利用するためには別途設定が必要なので本記事では触れません。
react-native-debugger をインストールする
こちらからOSに応じた実行ファイルをダウンロードしましょう。
https://github.com/jhen0409/react-native-debugger/releases
Macの場合は以下コマンドを実行するとHomebrew経由でインストールすることもできます。
お好みに合わせた方法でインストールしましょう。
$ brew update && brew cask install react-native-debugger
react-native-debuggerを起動する
Macの場合は以下のURLスキーマをコマンドで叩いて起動することが出来ます。
$ open "rndebugger://set-debugger-loc?host=localhost&port=8081"
Windowsの場合はURLスキーマに対応していないため react-native-debugger-open
というライブラリを使う必要があります。
https://github.com/jhen0409/react-native-debugger/tree/master/npm-package
以下のような画面のアプリが立ち上がればOKです。
シミュレーターを起動してDebug JS Remotelyを有効にする
シミュレーター起動後、Debug JS Remotely
を有効にするとreact-native-debuggerのアプリと接続されます。
以下の画面のようにReactのコードが表示されるようになっていればOKです。
インスペクタで選択した要素のスタイルを修正する
Show Inspectorを押して要素を選択してみましょう。
すると上記のように props
, state
, style
が表示されるので、値を変更して結果を確認することができます。
まとめ
以上、今回はReact Nativeでコードを変更せずにCSSを修正する方法をご紹介しました。
スタイルを修正したい時にかなり便利なツールだと思うので、
ぜひ普段の開発の際に使ってみてください。
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