2018年4月13日
Abstract0.70大型アップデートがリリース


はじめに
bageleeでは、以前AbstractというSketchのバージョン管理ツールをご紹介していますが、今回はそのAbstractに初の大型アップデートが出たので、一体何が変わったのか、どのように便利になったのかご紹介したいと思います。
Abstractとは
Abstractは作成したデザインをgitのようにバージョン管理ができるプラットフォームです。Sketchファイルのどのコンポーネントにどのような変更が行われたかを追い、それぞれのバージョンでどのような変更が行われたかをコンポーネント/デザイン単位で見せてくれます。
Abstractの機能やAbstractを使う際のファイル構成、実際の使い方に関しては、こちらの記事をご覧ください。
また、前回のAbstractのアップデートに関しては、こちらの記事にまとめてありますので、ご興味がある方はどうぞ。
今回のアップデートの内容
それでは実際に何がアップデートされたのかをご紹介します。
今回、大きく2つのものが変更されました。
- Abstract内のナビゲーションのUI
- プロジェクトを軸としたワークフローのUIの見直し
実際にUIを触りながら、記事を読みたいという方はこちらから最新のAbstractをダウンロードしてみてください。
ではそれぞれ見ていきます。
ナビゲーションの変更
ホーム画面にワークフローがスムーズになるような機能がいくつか追加された
左サイドバーのナビゲーション
今回のアップデートで、新しく左のサイドバーが追加されました。
こちらはAbstractの中のどの階層にいても付いてくるナビゲーションで、どこからでもワンクリックでAbstractのコアアクションを行うことができるように設置してあります。
デスクトップとWeb版でアクティビティフィードが見れる
チームのコメント、コミット、また新しく作ったブランチなどのアップデートをアクティビティとして一箇所で確認することができるようになりました。
このアクティビティフィールドはプロジェクトごとにフィルタリングしたりすることもできるので、どのプロジェクトでどういったことがおきているのか、把握しやすくなりました。
プロジェクトを軸としたワークフローのUIの見直し
「Project Overview」ではプロジェクトのマスターファイル、アクティブブランチ、活動履歴、プロジェクトの状況やリソースなどが見れるようになりました。
1. プロジェクトナビゲーション
先ほどご紹介した、左のサイドバーですが、プロジェクトの中に入るとプロジェクトの関連するメニューを表示するようになります。Overview, Master, ブランチ, メンバーなどを表示します。
また、Activeブランチがサイドバーにずっと表示されるようになったので、いくつかのブランチの間を行き来することがしやすくなりました。
2. マスターファイル
デザイナーもディベロッパーもまずはマスターファイルを確認してから作業する人もいるかもれません。新しいAbstractでは、マスターファイルが一番上に配置され、アクセスしやすくなっています。
3. アクティブブランチ
他のチームメイトがどういった作業をしているのか、一目でわかるようにアクティブブランチのリストが出るようになりました。ここから自分のブランチを開き、作業を進めることができます。
4. 最近の活動
こちらでは、コミット、コメントなどを含めたチームメイトの最近の活動が見れるようになりました。
5. About
Aboutのセクションでは、プロジェクトの概要や、外部のリソースなどを貼るためのスペースが設けられました。
Readmeのような感じで、マークダウン形式でプロトタイプやGithubのイシュー、ユーザーリサーチなどへのリンクが貼れるようになっています。
まとめ
以上、今回はAbstractに初の大型アップデートが出たので、一体何が変わったのか、どのように便利になったのかご紹介しました。
大型アップデート、とはいっても機能が大幅に増えた、というよりかは使いやすいようにUIの改善がされたというものです。
最新のAbstractはこちらからダウンロードできますので、ご興味がある方はどうぞ。
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